バイクツーリングで愛知県豊橋に着いた夜のご飯はご当地グルメの豊橋カレーうどんにしました。豊橋カレーうどんはカレーうどんの丼の下の方にとろろご飯が入っていて、カレーうどんの出汁を残さず食べられる料理。
選んだ店は食べログうどんの百名店にもなっている玉川 豊橋広小路本店。豊橋市全体でも3位の店です。
豊橋カレーうどんとは
豊橋カレーうどんは愛知県豊橋市で地域おこしの為に2010年に開発された新しいご当地カレーうどんです。
カレーうどんの下にとろろご飯が入っているというなかなか考えつかない組み合わせですが、カレーうどんを普通に食べると残ってしまう出汁を美味しく頂けないか、との思いで開発されたそうです。
豊橋カレーうどんの5箇条は以下の通り。(パンフレットより)
- 自家製麺を使用する
- 器の底から、ご飯・とろろ・カレーうどんの順に入れる
- 豊橋産ウズラ卵を使用する
- 福神漬け又は壺漬けを添える
- 愛情を持って作る
豊橋市では40店舗以上で提供されていて地元グルメとして根付いている料理です。
玉川 豊橋広小路本店
玉川 豊橋広小路本店は豊橋駅から歩いて3分ほどの広小路(大通り)に面したところにあります。
「手打ちの玉川」として明治42年に創業した店でかなりの老舗です。
店内の様子
平日の夜でしたが、コロナの為か待っているお客さんはおらず店内は半分以下の客入りでした。
テレビ番組などで取り上げられることも多いようで、芸能人の色紙がたくさん飾ってありました。
玉川のメニュー
元々はうどん屋さんですが、現在はメニューは豊富で、そば、うどんだけでなくとらふぐ、刺身などの和食、三元豚のとんかつ、牛ステーキ、馬刺し、海鮮丼、うなぎ丼など色々とあります。
その中でも現在の一押しは豊橋カレーうどん。
豊橋カレーうどんは単品だと990円。うどんかライスの大盛り、いなり寿司(2ケ)は+230円です。
エビフライ、エビ天ぷら、カキフライ、唐揚げ、地元の大アサリなど様々トッピングも追加出来ますが、エビ天ぷらで+590円とトッピングはちょっと高めです。
メニューに豊橋カレーうどんの紹介がありました。
牛炙り焼き付き豊橋カレーうどん
今回はGoToトラベルの券をホテルから受け取っていたので、金額がちょうどの牛炙り焼き付き豊橋カレーうどん(2,000円)にしました。カレーうどんに、福神漬け、ネギ、ひじきの煮付け、牛炙り焼き、オレンジがついてきます。
牛炙り焼きはレタス、トマトと盛られていました。和牛自体は普通ですが、どろっとしたソースがいまいち。この盛り付けもあまり食欲をそそる感じではないです。
豊橋カレーうどん
メインの豊橋カレーうどん。
基本のトッピングは豊橋の名産のうずら卵1/2が3個、ナスとカボチャの素揚げ、そしてかなりチキンカツです。
チキンカツは沈んでいたので、出してみましたが、かなり薄く小さいです。
うどんはもちっとした手打ち麺。スープはどろっとしてとろみが強いです。和の出汁の風味が強く、辛味はほとんどしません。スパイス感も少なめ。出汁、スープ、ルー、なんて呼ぶべきか微妙です。
このスープと麺がしっかり絡む組み合わせがちょうど良いです。うどんの名店が作ったカレーうどんって感じですね。
トッピングのチキンカツはフライの衣がカレーうどんにこんなに合うんだ、って感じでぴったり。天ぷらより合うかも知れません。
うずらの卵は食べ進めていく上でちょうど良いアクセントになりますね。
野菜の素揚げはナスは爽やかで食感がちょうど良いですが、かぼちゃの素揚げはスープが重めなので、ちょっと食感が合わないかも。
カレーうどん自体の量はノーマルだとちょっと少なめでした。
最後にカレーうどんのスープととろろご飯
カレーうどんを食べ終わると、スープと麺がきれいに絡むので、スープだけが残ったりすることもなく、底からとろろご飯が出てきました。
ほんの少しでしたが、〆って感じでちょうど良い感じ。ご飯だけでいいんじゃ、と思いましたが、とろろの食感がカレーのスープによくあって絶妙でした。
カレーうどん自体も美味しいけども、最後にとろろご飯が出てくるのは楽しい仕組みですね。
創業百年以上の老舗の店玉川の豊橋カレーうどんは絶品でした。豊橋を訪れたら是非食べて欲しい味です。