独特のフォームが印象的で使い勝手も良い柳宗理の鉄フライパンを紹介します。
柳宗理の料理道具は雑貨屋さんでよく見かけますが、ちょっと値段が高めなので、躊躇することも多いです。ただ、見た目だけでなく機能性も考えられているので、その値段の価値がある商品だと思います。
柳宗理の鉄フライパンについて実際に使ってみての感想と柳宗理の鉄フライパン自体について、色々と調べた内容を紹介させていただきます。
購入して3年程経ちますが、フライパン自体がしっかりとしていて、フライパンとしての炒め物などだけでなく、揚げ物、密封できる蓋で蒸し焼きなど色々と役に立ち、ほぼ毎日使っていて、大満足です。
柳宗理の鉄のフライパン
特徴
普通のフライパンと比べて便利な点を以下にまとめました。
- 普通のフライパンより深さがあり、ちょっとした揚げ焼きなど、幅広く使える。
- 左右に注ぎ口があり、器にソース等を注ぐのに便利。
- 一緒に購入出来る蓋が角度によって、密閉したり、一部ずらしたり出来、蒸し焼きに、また、水分を調整したい時も便利。
- 他の鉄フライパンと違いブルーテンパ材を使っており、錆びにくい。
- 持ち手が樹脂加工されており熱くならない。
柳宗理とは
20世紀の日本を代表するインダストリアルデザイナーの柳宗理。
家庭で身近なのはキッチンウェア。フライパンだけでなく、やかん、カラトリー、グラスなど色々あります。
柳宗理のキッチンウェアはデザインが良いだけでなく機能性にも優れており、それなりの値段がしますが、値段の価値のある品です。
柳宗理のキッチングッズはいくつか持っていて、パンチングストレーナーなど使い勝手がよく毎日大活躍しています。
柳宗理についてはこちらの本が詳しいです。
鉄フライパンのサイズ
柳宗理のフライパンのサイズは18cm、22cm、25cmとあります。購入したのは22cmです。
メインとしては、大きめの鉄のフライパンを持っているので、サブとして使えるちょっと小さめのサイズを選びました。
目安として、2人分の料理を作る時に、副菜の炒め物を作ったり、お弁当のおかずを作ったりする時にちょうど良いサイズです。
25cmなら一般的なフライパンとして、18cmなら朝食用に 1人分のベーコンエッグを作ったりするのにちょうど良いくらいかと思います。
鉄フライパンの材質
柳宗理の鉄フライパンはブルーテンパ材と呼ばれる材質で作られており、普通の鉄のフライパンに比べて錆びにくいです。家では鉄のフライパンを3つ使っていますが、このフライパンは3年愛用しても錆びる気配もありません。
鉄フライパンの材質は普通の鉄フライパン、ファイバーライン、マグマプレート、ダブルファイバー窒化加工と4種類あり、少しづつ値段が違います。22cmのふた付き定価で比べると、鉄フライパン3,000円、ファイバーラインで3,500円、マグマプレートで4,000円、ダブルファイバー窒素加工で6,000円となっています。
こちらの柳宗理の公式ページで違いが書かれていましたが、簡単にまとめると:
ファイバーライン加工は鉄フライパンに繊維状の凹凸を浮き立たせた特殊加工で食材のこげつきやこびりつきを防ぐ加工、マグマプレートは南部鉄器風の凹凸を浮き立たせた加工で、さらに熱伝導率を上げて、より素早く食材を加熱出来る加工、ダブルファイバー窒素加工はダブルファイバーで更に焦げ付きにくく、窒素加工で耐久性を向上させた加工です。
うちで購入したのは数年前に売れ筋だったファイバーライン加工ですが、最近はマグマプレートが多いようです。
フライパンの表面を見ると普通のフライパンと比べて凹凸があるのがわかると思います。
ちなみにこのフライパンは熱源でも、ガスコンロ、カセットコンロ、そしてIHでも使用できます。
柳宗理のフライパンを使ってみて
ここからは使ってみての感想です。買って何度か使った後のフライパンの様子。少し、色が変わっています。
熱伝導率が良く適度なおこげが出来る:石焼ビビンバ
石焼ビビンバを作ってみました。このフライパンは二人前でちょうど良い大きさです。熱しているとご飯にちょうど良い焦げ目ができて、おこげっぽくなりました。
蒸し焼きでチーズも簡単に溶ける:チーズ入りの豆腐ハンバーグ
次は豆腐ハンバーグを作りました。このフライパンは付属の蓋で密閉出来るので、蒸し焼きにするのに便利です。チーズを載せて、蓋をし、チーズを溶かすのにも便利です。
密閉出来る蓋で蒸し焼き:あさりの酒蒸し
あさりの酒蒸しもぴったりとあった蓋で蒸気が逃げずに蒸すのも簡単です。
熱伝導力が良く、すぐに火も通ります。
炒め揚げ、揚げ焼きに使いやすい:フライドポテト、手羽中のフライ
ちょうど良い大きさと深さなので、油少なめの炒め揚げにもちょうど良いです。
手羽中を揚げ焼きにしました。
普通の揚げ物にも:とり天
ある程度高さがあり、熱伝導率が高く、油も冷めにくいので、唐揚げ、コロッケなど普通の揚げ物であれば十分です。あまり油をたくさん使わずに揚げ物が出来て便利です。
焼いてから煮るのも:手羽先と舞茸の白ワインビネガー煮
手羽先を焼いてから煮込みました。
柳宗理のフライパンだと焼くのも、煮るもの一つで出来ます。
専用の蓋をして煮込んで美味しく仕上がりました。
ピラフ、炊き込みご飯にも:ポルトガル風タコごはん
玉ねぎ、にんにく、たこのぶつ切り、お米をオリーブオイルで炒めて、水を入れて炊いたシンプルなポルトガルの炊き込みご飯。
柳宗理の鉄フライパンと密閉出来る蓋でご飯ものを作るのにも便利です。しかも、そのままテーブルに出してもちょうど良い大きさと見た目です。
底が深く左右に注ぎ口があるので、ソースを作るのも、注ぐのも簡単
このフライパンは底が深いので、ソースを作るのにもよく使っています。また、左右に注ぎ口があるので、液体状のソースもきれいに注げます。
柳宗理の鉄フライパンを買うには
柳宗理の鉄フライパンは百貨店やセレクトショップなどでも購入できますが、Amazonの価格が安いことが多いのでおすすめです。