絶品の国産のラム肉をベストを状態で食べられるお店。何を食べても美味しく、雰囲気、接客も良く至高の時間が過ごせました。
羊料理が好きで食べ歩いており、いくつも美味しい店に出会いました。ジンギスカンなら旭川の成吉思汗 大黒屋、中華だと池袋の羊の丸焼きで有名な聚福楼、巣鴨の骨つき茹で羊のモンゴル料理シリンゴルなど。その中でも羊SUNRISEのラム肉の美味しさではトップクラスでした。
羊SUNRISEはジャンル的にはジンギスカンですが、典型的なジンギスカンの店、というよりか、最近多い部位、産地、などにこだわった高級焼肉のラム専門のジンギスカンの店、って感じかなと思いました。
羊SUNRISE
『羊SUNRISE』はここ麻布十番店が本店で神楽坂にも『TEPPAN羊SUNRISE』の店舗があります。他にもグループで串羊 羊サンライズ 西麻布店、串羊 羊サンライズ 横浜関内店、つくば研究学園店(羊鍋専門 HOTPOT 羊SUNRISE)があるそうです。
大抵のジンギスカンの店は海外産の羊肉ですが、羊SUNRISEのメインは国内で流通している羊肉の1%しかないという国産の羊肉をメインに使っています。レアなお肉ですが、値段もそれなりです。
人気店とのことで事前に予約していきました。平日でしたが、数日前で予約が取れました。遅めの時間だと空いている席もあったので、平日は割と予約が取りやすいのかも知れません。
羊SUNRISEは麻布十番の駅から徒歩3分程度のところにビルの2階。到着したら店内はちょうど満席でした。ほぼカウンターのお店で、テーブルも1つあります。
2人だったのでカウンターの席に案内されました。カウンターの中の店員さんが多めで、見た感じ1-2組に対して担当が付いてくれて、お肉を焼いてくれていました。
ドリンク
最初のドリンクは生ビールとOrganicジンジャーエールにしました。
メニュー
メニューはシンプルに本日の国産羊肉が3種類(各2人前)とそれ以外のメニューの2枚です。
希少な国産羊肉は3種類。ホゲットとは12ヶ月以上24ヶ月未満のお肉だそうです。ラムは12ヶ月未満、マトンは24ヶ月以上とのこと。
国産羊肉は2人前が基本の様で1オーダーで3部位が2枚づつ入っていました。基本は大きめのカットの脂が多めのロースが1枚に小さめのカットの赤身が2枚です。
国産羊の炙りユッケ
最初は誰もが頼むと言われている国産羊の炙りユッケにします。新鮮な羊肉のユッケですが、羊肉は生だと味が薄く淡白で、タレと卵の味が目立ちました。
北海道せたな産ホゲット(小野めん羊牧場)
職人さんが羊肉の産地、牧場、お肉について色々と説明してくれました。最初は北海道せたな町の小野めん羊牧場のホゲットです。
肉を焼く前に、玉ねぎを焼いてくれました。最初の注文の時に一緒にデフォルトでついてくるそうです。
最初に焼いてくれるラム肉は脂身もあるロースの部分。店員さんが丁寧に焼いてくれます。
良い具合に焼けてきました。
程よく香ばしく焼けたホゲット。まずは塩のみで食べます。
脂多めの羊肉の旨味が口の中で広がります。今までに食べたことのない絶品の羊。
ロースの次は小さめの赤身肉が2枚づつです。塩、一味唐辛子で味変しつつ食べます。
羊肉の脂をたっぷりと吸った玉ねぎも絶品です。
北海道女満別産ホゲット(大空羊と草原の雲たち)
2品目は北海道北部の女満別の大空羊と草原の雲たちのホゲット。こちらも脂の乗っているロース2枚に赤身が4枚です。
追加で山わさびのトッピングを注文します。
違いを表現するのは難しいですが、こちらも美味しい絶品の羊肉です。
この辺りでドリンクは赤ワインのグラスにします。厳選されたラムにぴったりの美味しい赤ワインです。
北海道足寄産マトン(石田めん羊牧場)
食べ比べの最後はこちらも北海道足寄石田めん羊牧場産のマトンです。
ホゲットと比べると落ち着いた味で羊の旨みを濃厚に感じました。ジンギスカンのタレでも食べてみますが、このタレが美味しすぎでした。ご飯が欲しくなってつい注文してしまいました。
途中でアテンドしてくれている職人さんが変わりました。途中からついてくれたのはオーナーのお兄さん、という店長の方。国産ラム肉、羊SUNRISEについてなど、色々と丁寧に説明してくれました。こういう丁寧な接客もこの店の良さの大きな要素ですね。
ブロッコリーとたけのこ
一緒にブロッコリーとたけのこを注文しました。野菜は丁寧に動かして焼いて行って、ラム肉から出た旨味を吸わせていました。ブロッコリーは焼いても美味しいんだ、と驚かされました。
ちょうど旬だったたけのこはじっくりと焼いて切り分けられて出てきました。固すぎもせず、柔らかすぎずもせず、焼き方が完璧でした。
豪州産パスチャーフェッドラム
少し食べ足りなかったので、羊のホルモン盛り合わせを頼んだところ、残念ながらレバー以外は売り切れとのことだったので、ホルモンはやめて、もうひとつの羊肉の豪州産パスチャーフェッドラムにしました。
にんにくも2片だけ注文しました。こちらも店員さんが丁寧に焼いてくれます。
豪州産ラムは食べ慣れたラムの味、って感じではあるのですが、焼き方も完璧で他のジンギスカンのラムより何段階も上の味でした。ただ、国産を食べた後だと少し落ちるなって感じはしてしまいました。
この日のお肉は国産ラム肉3種類、ホルモン盛り合わせ、豪州産ラム、ラムたたきの6種類で、結果、その中で5種類頂きました。
今回はこれでお腹いっぱいで〆まで食べられなかったのですが、〆のカレーが美味しそうだったので次回行った時にはぜひ、食べてみたいと思いました。
羊肉の概念を変える高級焼肉店のようなジンギスカンのお店。すべてが完璧で必ず再訪したいと思いました。なお、値段はそれなりで1人1万円超えとなりました。