正月に行ったマレーシアのクアラルンプールの屋台レストランで食べた黒いの中華麺料理、ホッケン・ミー(Hokkien Mee)が忘れられずに、うどんを使って家で再現しました。黒い麺に染み込んだ独特の旨味が絶妙です。
ホッケンミー
材料(2人分)
うどん | 2玉 |
豚肉こま切れ | 150g |
エビ | 8個 |
イカ | 50g |
ちんげん菜 | 1個 |
ネギ | 1/4本 |
にんにく | 1片 |
生姜 | 小1片 |
オイスターソース | 小さじ2 |
老抽 | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
ラード | 少々 |
麺は小麦麺でソースの味が染みやすいうどんを使いました。その中でも太さがホッケンミーに似ている稲庭うどんにしました。エビとイカはシーフードミックスでもOKです。油はクアラルンプールのホッケンミーの味の特徴の一つと言われるラードを使いました。
老抽
中国の黒い醤油(Dark Soy Sauce)、老抽(老抽王)がホッケンミーの味と色のポイントです。大豆を天然醸造で熟成させた中国広東省名産のたまり醤油です。塩分は控えめですが、とろみと甘みがあります。
サンバル
サンバル(Sambal)はマレーシア、インドネシアのチリソースの一種で、唐辛子、たまねぎ、にんにく、エビの発酵品(トラシ)、砂糖などをすりつぶして油で炒めたてペースト状にしたもの。マレーシア料理にはかかせないものです。
作り方
1.豚肉は塩とオイスターソース小さじ1で下味をつけます。
イカは食べやすい大きさに切り分けます。
にんにく、生姜はみじん切り、ネギは小口切り、ちんげん菜はも茎の部分と葉の部分を切り分けます。
2.フライパンか中華鍋にラード(無ければサラダ油)大さじ1をを入れ、にんにく、生姜、ねぎを中火で炒めます。
3.豚肉を入れて中火で炒め、火が通ったら、エビとイカを加えて火が通るまで、炒めます。
4.ちんげん菜を加えて炒めます。
5.うどんを加え少し水も足して炒めます。
6.ここでオイスターソース小さじ1と老抽大さじ2を少しづづを加え、味を調整します。
7.盛り付けて、ホワイトペッパーをかけて完成です。
8.サンバルと一緒に食べると更に美味しいです。
クアラルンプールのホッケンミーとは
こちらがクアラルンプール、アロー通り屋台街のレストラン、粗茶食館(Cu Cha Restaurant)で頂いたホッケンミー(福建面、Hokkien Noodle)です。
クアラルンプールのホッケンミーは1930年頃に中国福建省から移民がオープンしたレストランが発祥で、マレーシアの熱帯の気候にあわせて福建省の汁麺をアレンジしたものとのことです。中国の黒い醤油を染み込ませた麺が特徴です。
ホッケンミーは地方によってバリエーションがあり、シンガポールのものは黄色の卵麺を使ったエビ焼きそば。ペナンは赤くてぴり辛のラーメンだそうです。
マレーシアに行った時はこの本を参考に食べ歩きをしました。かなりおすすめです。