キューバに住んでいた時にホームステイ先の家で毎日のように食べていたキューバの豆のシチュー ポターへ(Potaje)/フリホーレス・ネグロス(Frijoles Negros)を作りました。
ご飯にかけて食べるとちょうどよく、黒いんげん豆、玉ねぎ、ピーマンに調味料とシンプルな材料でヘルシーで日本人に馴染みやすい味の豆料理です。
黒いんげん豆(Frijoles Negros/Black Turtle Beans)
Frijoles Negrosは黒いんげん豆のこと。日本ではなかなか見ない種皮が黒いいんげん豆で、ラテンアメリカで一番ポピュラーな豆です。アメリカ大陸原産ですが、今では他の地域でも栽培されています。
ラテンアメリカではキューバだけ出なく、グアテマラ、ベネズエラ、メキシコ、コスタリカ、プエルトリコなどでポピュラーなフリホーレス・ネグロスやキューバの赤飯のようなお米と一緒に炊き込んだ料理コングリ、ブラジルの黒いんげん豆と内臓などの煮込み料理フェジョアーダ、メキシコのブリトーの具になど様々な料理に使われています。また、ベトナム料理やインドのタミル料理に使われることもあるそうです。
なかなかスーパーなどでは売っていないので、うちではいつも通販で購入してストックしています。
キューバの豆のシチュー ポターへ(Potaje)/フリホーレス・ネグロス(Frijoles Negros)の作り方
材料(4人分)
黒いんげん豆 | 250g |
ピーマン | 2個 |
玉ねぎ | 1個 |
にんにく | 4片 |
ローレル | 2枚 |
クミンパウダー | 小さじ1 |
オレガノ | 小さじ1 |
塩 | 適量 |
砂糖 | 小さじ1/2 |
作り方
1.黒いんげん豆は可能であれば1日前から、最低5時間程度、水に漬けておきます。
2.黒いんげん豆に水1.5L、ローレル2枚を加えて煮込みます。圧力鍋で強火で調理し、圧力がかかってから10分程調理します。
圧力鍋を使わない場合は鍋に落とし蓋をして、弱火で1時間半ほどです。
家では豆料理を作ることが多いですが、圧力鍋だと煮る時間をかなり短縮出来、簡単なので、重宝しています。キューバではどこの家でも圧力鍋があり、いつも料理に使っているようでした。
3.黒いんげん豆を煮ている間にソフリートを作ります。フライパンにオリーブオイル(なければサラダ油)を少しいれて、にんにく、玉ねぎ、ピーマンのみじん切りを玉ねぎに少し色がつくくらいまで弱火で炒めます。
4.茹で上がって柔らかくなった黒いんげん豆にソフリート、クミン、オレガノ、塩小さじ1程度、砂糖を加えて、30分程度煮込みます。塩で味を整えて完成です。
ビーフステーキの玉ねぎソテーのせ(Bistec Encebollado)、ライスと合わせてみました。
キューバでは食卓にかかせない一品ですが、シンプルにご飯や目玉焼きなどと合わせてもちょうど良いです。何日か日持ちするので家では少し多めに作って、いろいろな料理とあわせて食べています。
黒いんげん豆はスーパーなどで見かけることはほとんどないので、通販での購入がおすすめです。