大阪の超人気創作カレーの店旧ヤム邸が下北沢にオープンした旧ヤム邸シモキタ荘に行ってきました。月替りで創作のキーマカレーが食べられるお店です。
旧ヤム亭は何度もテレビ、雑誌などで取り上げられている名店。大阪に3店舗、東京には下北沢と六本木ヒルズに店舗がありますが、今年6月オープンの六本木のヤミーズ以外の店舗は2019食べログ百名店のWESTとTOKYOにも取り上げられています。
2020年8月の夏の爽やかな味覚を使ったキーマカレー3種のぜんがけを頂きました。
- ゴーヤ&コーンのSpicyサブジと食べるアジア感じるズッキーニ香草鶏キーマ
- タピオカのピンキーココナッツ和えのせトマトとモツの旨味系ポークキーマ
- 新生姜と茄子のチャットニがけレモンオレンジーな柑橘牛豚キーマ
名前を見るだけで、旧ヤム邸のカレーの情熱がわかりますが、その名前に負けない絶妙な食材とスパイスの調和が素晴らしいカレーでした。
下北沢の店は駅から少し歩いて繁華街をちょうど外れた辺りにあります。下北沢の感じに溶け込んだちょっとレトロな感じのお店です。
店の前には10人ほど待っていました。コロナの影響でか口コミで読むより少し空いているような感じです。
店の前に順番待ち表があるので、名前を書いて待ちます。一応列はありましたが、列に並んでいる必要はないみたいです。
ランチと週末の夜のメニューはカレーのみ。月替わりの創作キーマカレーが3種類あり、2種盛りのあいがけ(1100円)かぜんがけ(1350円)を選べます。
平日だとカレーメニューも色々あって、他に一品料理の鳥もも肉のスパイス焼き、ラム肉焼き、帆立のアチャール、シメ鯖アチャールなども頂けるそうです。この日は日曜日なので、カレーだけです。シメ鯖アチャールが美味しそうだったのでちょっと残念。
名前を書いてから、20分ほど待って席に案内されました。コロナ対策で検温、消毒をしてからの入店です。
座った席は椅子が壊れていて、ちょっと座りにくいです。見回すと他のテーブルも同じような感じ。これもレトロな店内の演出のひとつでしょうか。
2人ともカレーのぜんがけ(3種盛り)を注文します。
ライスはターメリックライス、ジャスミンライス、玄米から選べるとのことで、ターメリックとジャスミンにしました。
旧ヤム邸シモキタ荘8月のカレー(ヤムカレースープ付き)
7-8分ほどでカレーが出てきました。真ん中にライス、上にアチャールが少し。3種のカレーが均等に盛られていて、ヤムカレースープが添えられていました。
店の雰囲気にも凝っていますが、器などの食器も良いです。
ゴーヤ&コーンのSpicyサブジと食べるアジア感じるズッキーニ香草鶏キーマ
舌を噛みそうな長い名前の創作カレーですが、コーン、ゴーヤなどのサクッとした食感、そして、パクチーなどの爽やかなハーブ感が合わさり爽やかなカレーです。
タピオカのピンキーココナッツ和えのせトマトとモツの旨味系ポークキーマ
こちらはココナッツの風味が香る和風なもつ煮込みをカレーにしたような感じ。少しねっとりとした重めの感じですが、複雑な味わい。
新生姜と茄子のチャットニがけレモンオレンジーな柑橘牛豚キーマ
こちらは夏らしい爽やかな柑橘系の香りが濃厚な味わいの軽いカレー。他より少し辛い感じ。
最初は少しづつ味見をしますが、途中から混ぜて食べるとカレーの合わさった感じが絶妙です。ちょっと辛めのスープをかけると味変で飽きさせません。
最近新規出店が多い混ぜて味わいを楽しむカレーですが、ここまで複雑な創作カレーですべてが調和しているのはさすがです。混んでなければ毎月でも食べに行きたいカレーでした。
お店の味を家で味わうにはこちらの旧ヤム邸のレトルトもおすすめです。
ブルータスの先月号は混ぜるカレー特集でした。混ぜるカレーの歴史、人気店の紹介などが充実したこの本を読んでカレーが食べたくなってこの店に来ました。最近、カレー特集の雑誌が多いようですが、ブルータスは特におすすめです。