ワールドカップで盛り上がっている日々ですが、ほるひーとはかなり前に、ブラジルに住んでいた事があります。かなり前の事になりますが、2度、6ヶ月づつ滞在していました。ネイマールが所属していたサッカーチームで有名なサントスで、日系人の家にホームステイして、ポルトガル語を勉強したり、北東部の町フォルタレーサでボランティアでファベーラの子供に英語を教えたり、旅行をしたりしていました。 その時に家庭料理として、そして、定食屋さんでよく食べていた料理です。ポルトガル語でFile de frango a parmegiana(鶏胸肉のパルメザン風)です。
チキン・パルメジアーナ(チキン・パルメザン)は元々はイタリアの料理で、チキンカツにトマトソース とチーズをかけてオーブンで焼いたもの。アメリカでもポピュラーです。ブラジルはイタリアの移民が結構いるので、その影響でしょうか。
イタリア、アメリカではパスタと合わせることが多いですが、ブラジルはご飯、豆のシチュー、フェイジャオと合わせることもあります。
レシピ自体は全然ブラジルっぽくないのですが、レストランでも、家庭でもよく食べられるブラジルに浸透している料理です。
ブラジルのチキンのパルメジアーナ・チキンパルメザン
材料(4人分)
鶏胸肉 | 2枚 |
パン粉 | 2カップ |
小麦粉 | 1カップ |
卵 | 1個 |
トマトソース | 大さじ6程度(80g) |
ピザ用チーズ | 1カップ |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
レモン果汁 | 1/4個分 |
オレガノ | 小さじ2 |
ガーリックパウダー | 小さじ2 |
トマトソース はカゴメのレトルトのソースを使いましたが、トマト缶から作るとさらに本格的。
チーズはブラジルではモッツァレラのスライスを使うことが多いですが、なかなか無いので、とろけるミックスチーズを使いました。
作り方
1. 鶏胸肉を食べやすい大きさに切り分け、肉たたきで少し柔らかくします。
2. 鶏胸肉に塩胡椒、レモン果汁、ガーリックパウダー、オレガノ、塩(少し強め)、胡椒をして、30分程度味を染み込ませます。
3. パン粉は日本のものは少し粗いので、細かめに砕きます。
今回はブラウンのハンドブレンダーを使用しましたが、簡単に数十秒で出来ました。ボールなどどんな容器でも出来て、ブレンダーなどと違い、片付けも簡単なのでおすすめです。
ジップロックに入れて麺棒で潰しても出来ます。
4.衣を付けます。やり方は日本と同じです。卵を溶き、小麦粉、卵液、パン粉の順番で漬けます。
5.170度の油できつね色になるまで揚げます。大きさによりますが、5分程度です。少なめの油でフライパンで揚げ焼きでも出来ます。
6. 揚ったチキンの油を落とします。
7. チキンを耐熱皿に並べて、チーズ、トマトソース 、そしてまたチーズの順番にをかけて、オーブンまたはオーブントースターでチーズが溶けるまで焼きます。
オーブンから出して完成です。鶏肉にしっかり下味がついていて、トマトソース、チーズと絡んで誰でも好きな洋食の味、って感じです。
フライドポテト、ご飯と合わせるとちょうど良いです。多めに作って次の日にあっためて食べても良いですね。
ブラジル料理と合わせるのは定番の炭酸飲料ガラナかビール。特に暑い気候にぴったりのアンタルチカがおすすめです。