アメリカの南部でサイドディッシュとして、よく食べられるフライド・オクラ(Fried Okra)のレシピの紹介です。とうもろこしの粗挽きの粉、コーンミールを衣にして、油で揚げた料理です。カリッとした食感とオクラの食感がぴったりで、付け合わせとして、また、ビールのおつまみとして美味しい料理です。
もう一昔前になりますが、アメリカの南部ノースカロライナ州に住んでいた頃、オクラのフライを食べて、ちょっとびっくりしたのを覚えています。日本ではねばっとした食感を活かした食べ方が多かったので、こんな食べ方もありなんだと。
オクラは和食で使われることが多いですが、実はアフリカ起源の野菜で、アメリカ南部、ブラジルなどアフリカから奴隷が移住させられた地域で栽培が広がって、幅広く料理につかわれています。今回のレシピのようにフライもありますが、アメリカ、ルイジアナの名物料理ガンボなどシチュー系の料理にもよく使われています。
アメリカ南部の定番料理 フライドオクラ(Fried Okra)
材料(4人分)
オクラ | 適量 |
卵 | 1個 |
コーンミール | 適量 |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
コーンミールはとうもろこしを乾燥させて粗めの粉にしたもの。アメリカでポピュラーな食材です。あまり売っているのを見かけませんので、ネットで手に入れるのがおすすめです。コーンブレッドやマフィンなど様々な料理に使えます。
このコーンミールがカリッとした衣になり、オクラの食感にぴったり。パン粉で作ったのとは全然別物の味になります。
作り方
1.オクラを2cmくらいに切って、溶き卵に少し水をいれたものに絡ませます。
2.コーンミールに塩、胡椒を混ぜて、衣を作り、満遍なく衣をつけます。
3.180度の油で揚げていきます。少しの油でも大丈夫なので、フライパンに少なめの油で出来ます。
4.3分程度揚げて、コーンミールがカリッとしてきたら完成です。
カリッととしたコーンミールの衣にちょっとしっとりとしたオクラの食感がやみつきになります。お好みで塩、レモンなどをかけて。
ご飯の付け合わせだけでなく、ビールのおつまみとしても美味しい料理です。日本でもっと流行ってもおかしく無い料理だと思います。
今回はうちのベランダ菜園で育ったオクラで作りました。
オクラは毎年、プランターで栽培していますが、夏から秋の終わりの頃まで、毎週のように何本かづつ安定して獲れています。栽培もほとんど世話いらずです。
こちらは珍しいオクラの花です。オクラは栽培が簡単なので、忙しい方のベランダ菜園にもおすすめです。